有事の金と呼ばれる理由

資産運用の基本に、自分の持つ財産は、異なる性質の資産に分けて保有せよ、という考え方があります。資産をひとつの種類に集めておくと、さまざまなリスクによって、思ったように増えてくれなかったり、思いもよらない大きな損失が発生してしまったりするので、予期せぬことが起きても影響が小さくなるように、資産を分散させておこう、ということです。

資産の性質が異なるものの組み合わせとして、「現金・債券」「株式」「外貨(米ドル等)」「不動産」「商品(金等)」といったものがあげられます。

一般的に、金価格と株価は相関性が低く、金価格と米ドルは逆相関の関係があり、すでに株式や外貨(FX)に投資している方は、資産の一部を金に分散投資することは、リスクヘッジとして有効だと思われます。

金は古くから、その希少性を理由に世界中で資産として扱われ、紙幣の登場までは広く通貨として利用されてきました。また、金は権力の象徴、富の象徴として尊重されてきました。

それは21世紀となった現代でも同じこと。2008年に起きたリーマンショックでは、それまで高い価値を持っていた大企業の株式や債券、さらに不動産までもが一瞬にしてその価値を失ってしまいました。通貨も経済情勢や社会情勢により、その価値が大きく変動する可能性があります。

一方、「有事の金」という言葉があるように、金がその価値をもっとも発揮するのは、戦争や経済危機、自然災害などが起きた「万一」のときです。普遍的な価値を持つ金は、無価値になることがないのです。

これが、金投資の最大メリットといえます。

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